普通の顔つきをした特殊な服。





なんてことない普通のロンT。でも、このプロダクトには、普通じゃないこだわりが随所に詰まってます。

まず、生地を見るとコットン83パーセント、シルク17パーセントの混紡。「あれっ、シルクは少ないんですね…」と思ってもらっては困ります。あえてシルクの混紡率を抑えてあるんです。



裾の裏面には「THREAD,MOUTH AND THE MOON」を表現したアイコンとサイズを表記。パンツにシャツインできるように、丈はやや長め。

 

こういったロンTは、デイリーに使うので耐久性が必要だし、光沢感も極力抑えたい、一方でシルクの着心地や機能は捨てたくない。そんな、わがままを叶えるために、試行錯誤をして生まれたのがこの配分。もちろん、シルク特有の吸放湿性や、肌としっとりと馴染む着心地もちゃんと味わえます。

縫製にも気を使いました。



最高の着心地を目指して、脇は縫い目のない丸胴使用。



胴部分は、縫い目をなくした丸胴使用でストレスフリーのゆったりした着心地に。


1枚でも重ね着でもデザインアクセントになるバインダーネック。ネックから肩線のバインダーも同じアクセントに。

 

ネックと肩のバインダーを作るために、オリジナルの金具をイチから開発するほどこだわりました。



機能面だけではありません。肩回りのシルエットがきれいに見えるように、パターンは何度も試行錯誤して生まれた美しいカッティングが特徴です。


縫製とデザインにこだわることで生まれたのは、さりげない心地よさと美しさ。声高に主張せずとも、着た人が「あれっ、この服、着心地がいい」。そんな風に思える服はそう多くありません。対して、このロンTは…、いや、この先は言わぬが花でしょう。