日本の酷暑を乗り切るために、エスニックな知恵を借りよう。
熱帯化しつつある日本の夏には、もはやカフタンドレスがふさわしいのではないでしょうか。
特徴的なスリットのデザイン。遊び心ある、胸元の隠しポケットには、クレジットカードなどを入れてみても可。
カフタンドレスとは、トルコや中央アジアなど暑くて日差しの強い過酷な気候下で生きる人たちが、快適に過ごせるように、知恵を絞って生み出した、自然の機能服です。
例えば、首元が暑くならないようにネックにはスリットが入り、空気を取り入れるために全体がゆったりとしたシルエットになっています。同時に生地をたっぷりと使ったロング丈は、零下まで冷え込む朝晩に、体を包む役割を担います。
身体を綺麗に見せるように、後ろ身頃の裾を長くとっている。
寒さ対策のほか、ロング丈は炎天下の陽射しからも肌を守ります。ただし、軽やかな仕立てなので、着心地は全く重たくありません。
左右どちらにも、サイドポケットがあるので、収納も抜群。
生地には、微かにスエード加工を施し、タンブラー乾燥を加えることで、さらっと、ふっくらとさせています。また、シルク特有の光沢を抑えることで、カジュアルな表情に。
シルク独特の綺麗な落ち感が、重力と調和することで、美しいシルエットを描きます。
強度のある4本針ステッチは、高級ドレスシャツも相通ずる。